中国版RoHS(ローズ)
始まりました、中国版RoHS。
業界の方はよくご存じですが、ご存じない方のために、
中国版RoHSとは
「中国電子情報製品汚染抑制管理弁法」の略で、
簡単にいうと、
「
中国国内に輸入される電気製品及び電子部品に、
環境汚染物質が含まれないことを証明したまえ」
「
証明しないと、あなたの製品は今後一切中国国内
では販売できませんぞ。」
と、いう法律です。
すでに、3月1日から施行されています。
ここで「あれ?」っと疑問に思った「あ・な・た」。
鋭いですね。
一番記憶に新しい段ボール肉まん。
(後でやらせだったことが判明したそうですが・・あやしい)
中国国内や輸出品で様々な物議をよんでいる国「中国」。
国内での統制も取れていないのに、輸入品に対しては
ヨーロッパのごとく、徹底したパフォーマンスを見せる
ダブルスタンダード。
たとえば、
ロシアとともに、日本海への核廃棄物投棄。
重金属を含む工場排水の垂れ流し。
(巡りめぐって日本の海洋汚染になるんですよ)
環境破壊に特に傾倒してはいませんが、
そんな私でさえ、危機感を覚えざるをえない状況です。
先日、私がマーケティングを勝手に勉強している
藤村先生という方のメルマガに、こんなことが
書いてありました。
-----------「チャイナ・フリー」--------------
アメリカでは
「中国産原料を使っていませんので、安全です」
という健康食品などが登場して
売れています。
おもいっきり、パッケージに
「China Free」ってシールが貼ってある。
価格は2〜3割高いですが
売れています。
アメリカでは中国産の原料を使った
ペットフードでペットが何千匹も死んじゃったり
パナマでは、中国産の原料を使った
風邪薬で100人以上が死亡したり
恐ろしいことが起こっているわけです。
当然の結果ですよね。
日本でも、中国産のうなぎから
発ガン性のある殺虫剤が検出されたり
中国産の土鍋から
鉛が湧き出てきたり。
中国産きくらげから
残留農薬が基準以上出てきたり。
中国産ポータブルDVDプレーヤーが
発火したり・・・
中国製練り歯磨きから
毒性物質が検出されたり・・・
中国製おもちゃ
きかんしゃトーマスの塗料から鉛・・・
日本でも「チャイナフリー」をやってもらいたいくらいです。
藤村先生のメルマガ
「ものを売るな!体験を売れ!」は
こちらから登録できます。
http://www.ex-ma.com/
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「China Free」と書いてるだけで売れてしまうとは
皮肉なものです。
だかといって、「中国がRoHSだってさ」と無視しては
いられません。
まずは自国内と輸出品の規制や法整備をしてから、
対外国に向けてというのが筋じゃないのと苛だっても、
これも通用しません。
日本の各地のブランド名を、自国内特許で通して
しまうような、奔放な土壌なんですから。
なんといっても、中国に輸出している日本企業は
ごまんとあるわけで、そういった企業に製品を
納めている企業やメーカーは、更に数が多くなる
わけです。
法律は既に施行されているわけですから、
「法治国家の日本」は法令を遵守しなければなりません。
日本は、かの国とは、真摯に、しかし気を抜くことなく、
そして臆することなく付き合って行くしかないんでしょう。
それにしても、何か一歩上手のような気がするのは
私だけでしょうか。
中国版RoHS、勉強になりました。
外部へのハードルは高く、
内部はオリンピック開催も危ぶまれる様々な汚染度・・・
うーん、と思ってしまいますね。
そんなことをしてたら、中国の方も輸入品しか買わなくなる気がしますが・・・
中国が変われば、ミートホープ問題等危なげな日本も含めて
世界の食の安全基準が高まる気もして、
なんとか外圧・内圧で変化してほしいのですが・・・
もしよろしければぜひ【CHINA FREE】の連鎖にご協力ください。
記事をTBしていただけるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。