何でもかんでもゴシゴシゴシ!

  • 2009.12.22 Tuesday
  • 11:54
JUGEMテーマ:健康
 


何でもかんでもゴシゴシゴシ!



最近は消臭やら除菌やら、やたらと

臭いを排除しようとしてませんか?


何でもかんでも消臭、消臭、

無臭、無臭!


何でもかんでもゴシゴシゴシ!



キレイにして清潔を保つことはいいことですが

あんまりエスカレートすると怖い気がします。



ましてや臭いがないことがいいことだなんて、


なんだか無菌室で無菌の水を飲んで、

滅菌した食事を食べて、浄化した空気を

吸って生きている、


そんな逆に病気を抱えた生活しているようで

空恐ろしい感じがします。



さて唐突ですが、


“人の臭い”とは何でしょうか?



おっと、本当に唐突でした。


質問のしかたがよろしくないですね。

もう一回。


人の体臭をつかさどっているものは

何でしょう?



そう、(何が“そう?”)


正解は汗です。



汗とその質と、皮膚常在菌などの

コラボレーション?で体臭が決まって

きます。


(食べ物ももちろん含まれますが、

 ここではあまり触れません)



今回は特に体臭に言及しますが、

体臭の元は大まかにみると、

「汗腺」とその質で決まります。


汗腺はご存じ、汗を出す腺です。


この汗を出す腺を人間は2種類持っています。


一つはエクリン腺、もう一つはアポクリン腺

といいます。


前者は運動をした時や、お風呂に入った時など、

体温調節のためにかく汗を出す腺です。


後者は、極度の緊張(脂汗ってやつです)や、興奮、

ストレスなどによって発汗する汗を出す腺。



風呂上がりなど、エクリン腺から出る汗は

基本的に無臭です。



汗の成分は99%が水で、ごくわずかに塩分

タンパク質、乳酸が混じっています。



無臭ですが微量に含まれるタンパク質と

乳酸が分解(これも菌の仕業)発酵して、

あの汗の独特の甘酸っぱい臭いを醸します。



シャツなどに付いた汗は、さらに他の菌により

分解され、どんどん臭くなっていく、

という仕組みです。



この臭いは、とっととシャワーを浴びて

新しいシャツに着替えてしまえば、何事も

無かったかのように収まります。


(シャツもサッサカ洗ってね)



さて、後者であるアポクリン腺はどんな

ものかというと、エクリン腺の汗は汗を出す

“乳孔”という穴から出るのに対して、

アポクリン腺は毛根付近に繋がっています。


毛穴には、前回お話ししたニキビや吹き出物

などを引き起こすことがあるアクネ菌など

数種類の菌が住み着いています。



アポクリン腺からでる汗には、脂肪が含まれ、

粘りけがあり、体温調節の役目は果たしません。



その汗は、毛穴を通り表面に出てきます。



汗に含まれる脂肪を毛穴にいるアクネ菌などが

分解し“酸”を作り、また、皮脂と混ざって

発酵したりして出来た物質が、



更に


タンパク質やアンモニアなどと混ざり合って

個人特有の臭いを形成するというわけです。


これが体臭の元になります。



汗腺そのものは身体中いたる所に存在しますが、

アポクリン腺は特定の場所にしか存在しません。



顔に数カ所、脇の下、乳首周辺、ヘソ、

その下の大事なところの周辺、と

ごく限られた場所に存在します。



このアポクリン腺は、自然界の動物には

沢山あるんだそうです。



ある研究者によれば、


この腺が、思春期に発達することから、

男と女がアポクリン腺から出る臭いを嗅いで、

野生を目覚めさせるために残っているのでは?


と説いていました。

(あながち嘘じゃないかも)



さて、毛根に住んでいるアクネ菌ですが、

肉食をすると増加するようです。



アクネ菌が多くなるプロセスとして、


肉食が多い

   ↓

アポクリン腺から出る汗に含まれる
脂質の量が増える

   ↓

アクネ菌が多く住み着くようになる
  
   ↓

餌になる脂質がたくさんある。
分解して多くの酸を出す


   ↓

その多くの酸がタンパク質とアンモニアと
混ざって臭いを発する。


となります。


肉食に偏った食事は要注意ですね。



話は変わりますが、


日本では古くから香を焚くとか、匂い袋を

懐に入れるとか、ほのかな香りをまとう、

という文化がありました。



しかし欧米では古くから強い香りの香水が、

好まれました。

しかもジャコウなど動物系の香水まであります。


(ヨーロッパではカメムシのあのくさい臭いを

 香水にしていた時代があったそうです)



「なるほど、体臭が強いから強い香水ね」

と、早合点してはいけません。



確かにアジア系の人に比べると、欧米、

アラブ系の人はアポクリン腺自体が

多いのは事実だそうです。



もちろん、初期の頃はそういったことから

発生したのでしょうが、これが文化となり

連綿と続いてきたとなると少し話は違います。




彼らに言わせると、香水も一つの個性だと

言います。



香水はその人の体臭に合わせたものを使い、

その香水と体臭とが混ざり合った香りは、

その人にしかない個性となります。



体臭も“一つの個性”と考えているわけですね。


大げさに言えば、臭いもアイデンティティ

ということでしょうか。



自然界にはたくさんの臭いが存在します。


菌があり酵母があり、植物がいて

動物がいて、それぞれに臭いを発して

息づいています。


それなのに、臭い臭い、消臭、消臭、

さらには除菌、除菌と大騒ぎ。



それで自然を大切に!なんて、なんだか

へんてこな方向に向かっているように

感じるのは私だけでしょうか。




本日も最後までお付き合い下さいまして

ありがとうございました。



-----------------蛇足-------------------


時代を遡れば“汗臭い”は男の象徴だったのに、

今では、罪人のごとき嫌われようです。


確かに腐敗した臭いやすえた臭いをまき散らして

歩くのは常識的にはどうかと思いますが、

現在の日本の清潔嗜好は少し行き過ぎかも

しれませんよ。



個人差こそあれ、全くの無臭の生き物なんて

存在しないですし、体臭だって個性だと思えば

そんなに目くじらを立てる必要はないんだと

思います。




いきすぎて無臭を目指したり、無菌を目指したりして、

運良くそれに近い状態の身体を手に入れたとしても、

地球上にいる限り、外部に抵抗力のない、弱い肉体

として存在し続けるしかありません。


そうなったらそれこそ本末転倒ですもんね。


※次回、禁断のオヤジ臭へ突入します。

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